ミッドサマー(映画)ネタバレあらすじやネット評判まとめ!ホラーだが怖くないとの声も?

その村は美しい花々が咲き乱れ・・・優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。

珍しい祭りも始まった・・・しかしその祭りは次第に異常さを増していく。

“90 年に一度の祝祭” ミッドサマー

そして・・・その夏祭こそが狂気に満ちた地獄の始まりだった!

夏至のスウェーデン奥地で行われる “90 年に一度の祝祭” で起きる、惨劇が描かれます。

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異質のホラー映画

従来のホラー映画といえば、薄暗い部屋や光の無い闇の世界で恐ろしい出来事が展開されます・・・そして、明るい場所や太陽の光はむしろ安全地帯として描かれてきました。

しかし、本作はホラー映画のジャンルなのに、ほぼ全編を通して明るい光に満ちている!

映画の舞台は緯度が高いスウェーデンなので、日が最も長い夏至には午後9時でも真昼のように日光が降り注ぐ場所です。

白夜・・・正に暗闇にならない明るい夜は、冬の長い北欧ではクリスマスと並び称されるほどの特別な日なのです。

そしてこの日は各地で夏至祭りが行われ、特別な祝典や儀式も開催されます。

そんな光に満ちた極彩色の祝典が、観る者に恐ろしい惨劇を予感させる異質のホラー作品となっています。

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アリ・アスター監督恐怖の演出

本作は2018年公開の映画『へレディタリー/継承』で世界を恐怖の渦に巻き込み、世界中で最高の評価を受けその名をとどろかせた、新鋭監督アリ・アスターの最新作です。

『へレディタリー/継承』は、オドロオドロした演出で脅かす類いの映画ではなく、周到な脚本と丁寧な演出でじわじわと観る者の心を追い詰め、生理的な恐怖を極限まで煽る正統なオカルト映画でした。

この映画は、とある家族のお婆ちゃんが亡くなってから、家族の周りに不気味なことが起こっていくというとても怖い映画で、サンダンス映画祭では絶賛の嵐と観客からの高い評価を得ました。

アスター監督は、これが長編映画のデビュー作ながらその名を世界に知らしめました。

本作でも独特のカメラワークや音楽が、得体のしれない気持ち悪さを演出している。

ミッドサマーのネタバレ

ある日、ダニーは不安な気持ちを抱えて、携帯を握りしめていた。

双極性障害の妹から、「両親を道連れにして死ぬ、さようなら。」と書かれたメールが届いてから連絡がとれなくなっていたのだ。
何度も連絡をするが、返事はない。
付き合って4年になる恋人・クリスチャンに連絡をするが、「気をひきたいだけだ、いつものことだろ」と宥められる。
クリスチャンは度々こうして不安になるダニーから、そろそろ離れようと思っており、友人たちにも相談していたが、いまだに踏ん切りがつかなかった。
その日も友人たちと食事をしており、何度も鳴るダニーからの連絡に、みなうんざりしていた。
そして、また、ダニーから連絡がはいる。
友人のひとりが、「またかよ」と呟くがクリスチャンは電話を取る。
すると、泣き叫ぶダニーの声が聞こえてきた。

ダニーの妹は車のガスを、家に送り込み、一酸化炭素中毒で両親と共に心中していた。
泣き叫ぶダニーのもとに駆け付けたクリスチャンに、すがりつくように、ダニーはひたすら泣き続けた。

数日が経ち、クリスチャンが大学の友人たちとパーティーへ行くというので、ダニーも行くことに。
そこで数日後に、クリスチャンと友人たちは、スウェーデンに研究のため赴くことを聞かされる。
男だけの旅行に浮かれていた友人たちだったが、「旅行が決定だったとは聞いてない」と怒るダニーを見て、クリスチャンはダニーを誘う。
家族を亡くした後のダニーが「ついてくるはずがない」と思っていたクリスチャンだったが、ダニーは旅行に同行することとなる。

友人のひとり・ペレが生まれ育ったスウェーデンのコミューンに、民俗学の研究の一環として訪れる。
ちょうど90年に1度行われる「祝祭」が行われる期間に合わせて。

暗く、じめっとした地を離れて、降り立ったスウェーデンは、明るく穏やかで、リラックスするには最高の気候だった。

到着すると、ペレはさっそくコミューンの「家族」を紹介してくれた。
みな白い服を身にまとい、はじめて訪れたダニーたちも、快く歓迎してくれる。
90年に1度の祝祭は、白夜と重なり、太陽が沈まず、鮮やかな花が咲き乱れていた。

「祝祭は明日からだ」
と言ったペレ。
食事の時間になるとみなが集まり、祈りをささげた後合図を待って、一斉に食べ始める姿は、少し不気味なように思えた。

寝る場所として通されたところは、天井が高く、色とりどりの壁画が描かれた空間だった。
ペレの育ったそのコミューン・ホルガは、18年周期で過ごすのだと教えてくれた。
少年期(18歳まで)・青年期(36歳まで)・中年期(54歳まで)・老人(72歳まで)とわけられており、青年期はホルガの外に出ていろんなことを学び、中年期になるとホルガに戻り労働をする。
それを聞いて、ダニーは疑問を感じた。
「72歳を過ぎたらどうなるの?」

そして祝祭が始まる。
今日もまた明るく澄んだ空に、鮮やかな花が咲きほこり、ダニーを明るい気分にさせてくれる。
その日の食事の合図は、男女の老人が取り仕切っていた。
その老人が祈りを捧げ、合図をし、口に運ぶと他のものたちが一斉に食べ始めた。
続くダニーたち。
食事が終わると儀式があるといわれるが、不真面目な友人マークは、みんなから離れていく。

真っ白な岸壁がそびえたち、ホルガの住民たちは崖の上をじっと見ている。
しゃべることも、群れることもなく、距離を開けて、1人ずつが集中しているようだ。
横を見るとペレも同じようにしているため、それにならってダニーたちも、周りを見渡しながら待っていると、崖の上には先ほどの老人2人がいた。

崖の上では、老人がナイフを持ち、手のひらに1本、傷を作ると、血だらけになった手で、置いてあった石碑に印をつける。
そして、天を仰ぎ、自ら宙に浮いた。
公開自殺だった。

ペレの友人が連れてきたコニーとサイモンはそれを見て、取り乱し、「なぜ誰も止めないんんだ」と大声を張り上げます。
すると2人目の老人もまた、同じように崖から飛び降りたのです。

1人目の女性は、頭から落ち即死だったにも関わらず、2人目の男性は足から落ちてしまったため、足が折れ、痛みで苦しみだします。
すると見ていたホルガの住民たちも、その場で苦しみだしたのです。

住民の数人が、老人に歩み寄り、交互にハンマーを老人の顔に振り下ろしました。

それを見ていたコニーとサイモンは「もうこの場から帰る!」と言って叫びながら、そこを後にしようとすると、住民の1人が駆け寄りこう言いました。
「彼らは、これを喜んで行った」と。

ホルガでは72歳を迎えると、こうして崖から自分の意志で飛び降りることで、命を繋げているのだと彼女は続けて説明しました。
そして新しい命が生まれた時には、彼らの名前を引き継ぐことも。

ダニーも公開自殺に戸惑い、儀式の後に、泣き叫びます。
そしてダニーもまた帰りたがるが、人類学の研究のために、という名目でクリスチャンはそれを断ります。

その夜、自分の希望を聞いてくれないクリスチャンに嫌気がさしながらも、どうすることもできないダニーのもとに、ペレが寄り添います。
「両親の死はショックだったね、僕の両親も焼死しているから気持ちが分かるよ」
と言ったペレ。
そして続けてこういうのです。
「ダニーにとって、クリスチャンは【心の拠り所】になっているの?」と。
それはダニー自身が抱えていた、不安な気持ちそのものでした。
家族の不幸を聞いたクリスチャンは、行動として寄り添ってくれてはいましたが、ダニーの心に寄り添っていたのではない、と感じていたのです。

翌日、サイモンとコニーはホルガを出ることに。
ですが、サイモンの姿がありません。
慌てたコニーのもとに、住民のひとりがやってきて
「車に1人しか乗れないので、サイモンを先に駅に送っていった」と告げたのです。
「サイモンが1人で行くはずがない。行くとしても声をかけるはずだ。」と怒るコニーでしたが、「電車の時間もあり急がないと間に合わなかった」と説明をうけます。
しかし怒っていても帰れないので、コニーは急いで荷物をまとめて出ていきました。

一方クリスチャンは、ホルガについて論文を書きたいと思っていましたが、ジョシュもまた同じテーマを書こうとしていたので、それを告げます。
そもそも公開自殺をするようなコミューンのことを書いていいものか、ペレに尋ねると、長老に尋ねてみる、と言われてしまいました。

それでもジョシュは儀式のときに読んでいた本が気になり、司祭のもとに話を聞きに訪れます。その本はルーン文字で書かれていましたが、その上からカラフルな絵の具のようなものがべったりついているのです。
このカラフルな絵の具は、ホルガの奇形児が塗ったもので、彼はホルガでは「預言者」として扱われていました。
ジョシュは疑問を感じました。
「奇形児が生まれてこなかった場合は、ホルガに預言者はいなくなってしまうのか?」と。
すると司祭は
「預言者は、近親相姦で出来た子で、預言者を生むために、この村ではわざと行うのだ」と教えてくれました。

その後、長老たちから、論文に書くことは許可が出ますが、村の名前や位置・個人名などは書かないことが条件だといわれます。
クリスチャンも住民たちに聞き取りを行っており、
「この村は、近親相姦のみで成り立っているのか」という疑問をぶつけました。
すると、「外部の人間を受け入れている」という返答が。
しかし奥地にあり、彼らの存在は表ざたではないので、どのように受け入れているのか、疑問が残ります。

クリスチャンはホルガを訪れてから、住民のマヤから、好意的な目線で見られていることを気がついていました。
その日の昼食、クリスチャンがパイを食べると、何かの毛が混入し、レモネードもどこか赤かったのですが、飲み干します。
それはマヤの陰毛と経血で、恋に落ちるおまじないだったのです。

一緒に食事をしていたマークのもとに、ひとりの住人女性が近づきます。
彼女もまた、マークがきてから何度も目くばせをしており、「あの子は俺に気がある」と感じていたマークは、すぐに彼女の後をついていきます。

その夜、ジョシュは教会に忍び込みます。
本の写真を撮りたかったのですが、司祭に許可されなかったので、こっそり写真を撮りにきたのです。
ジョシュが写真を撮り始めると、教会の入口に人影が。
目をこらしたジョシュは、それがマークだということに気がつきました。
「マーク、ドアを閉めろ!ここにいちゃいけないんだ!」
しかし次の瞬間、ジョシュの背後から何者かが近づき、ハンマーでジョシュの頭をたたきます。
倒れたジョシュを覗き込んだのはマークではなく、マークの頭の皮を剥いで、それをかぶった人でした。

翌朝、教会の本が盗まれた、と司祭がみんなに発表します。
そしてジョシュとマークがいなくなってしまったタイミングでの犯行により、クリスチャンとダニーも疑われることに。
「断じて、僕らは共犯ではない」
と訴えるクリスチャン。
本を探すのを手伝ってほしい、といってクリスチャンは連れていかれますが、ダニーはミートパイを作るのを手伝ってほしい、と声をかけられました。

食事の手伝いを終えると、「ダンスコンテストがある。最後まで踊り続けられれば、メイ・クイーン(女王)になれる。」と言われ、ホルガの女性たちと同じ格好に着替えたダニー。
ダンスコンテストの前に、儀式のために1杯ドリンクを飲み、ひたすら踊り続けます。
止まったり踊ったり回ったりしているうちに、ダニーはあらゆる不安から解放され、だんだんと笑顔に。
だが、あのドリンクには薬が入っており、踊るうちにトリップしていたのです!
住民の女の子たちが楽しそうに踊る姿を見て、自分も楽しくなっていったダニーは、「ホルガと心が通じ合った」感覚になりました。
そして、何と、ダニーが最後のひとりになり、女王になったのです!

そのころ、クリスチャンは村人から、1つの建物に呼ばれ、ある話を聞いていました。
「あなたはマヤと相性がいいので、セックスすることを認めます。」
クリスチャンもまたドラッグを飲まされ、勢いをつけられ、建物のなかへ。
そこにはたくさんの花びらの上に全裸で寝転ぶマヤの姿が。
そしてその周りには、ホルガの女性たちが、裸で並んでいたのです。
近づいてくるクリスチャンを見て、足を広げるマヤ。
クリスチャンとマヤがセックスし始めると、彼女たちはそれを覗き込み、マヤが喘ぐと、彼女たちも自らの胸をつかんで喘ぎ始めました。
10人ほどの裸体の女性たちのなかには、マヤの母の姿も。
果てたクリスチャンが呆然としていると、マヤは母に向かって、「命を感じる!」といって嬉しそうな表情を見せました。

しかし、喘ぎ声が聞こえた建物を不審におもったダニーが、何とその光景を覗いてしまっていました。
恋人の裏切りに泣き叫ぶダニーを支えたのは、ホルガの女の子たち。
ダニーがなくのに合わせて、同じように声を出し、一緒になって泣いたのです。

我に返ったクリスチャンは裸のまま建物を飛び出すと、急いで鳥小屋に逃げ込みました。
そして中を見て、息を止めます。
そこには、サイモンが背中の皮をはがされた状態で、吊るされていたのです。
目には鮮やかな黄色い花を挿されて吊るされたサイモンを見た、クリスチャン。
次の瞬間、背後には住民が立っており、クリスチャンに薬の粉を吹きかけると、クリスチャンは気絶。

次に目が覚めた時、「あなたは動けないし、しゃべれない」と言われます。
実際意識はあるものの、目しか動かないクリスチャンの前には、花に包まれた女王・ダニーの姿が。

それは最後の儀式でした。
最後の儀式に9人の生贄がいる、と。
サイモン・コニー・ジョシュ・マークはすでに住民たちによって殺されており、そこに最初の公開自殺をした2人。
残りはホルガの志願者で、サイモンとコニーを連れてきた男性と、もう1人が志願。
そして、最後に、ゲームで選ばれた住民もしくはクリスチャン。

最後の1人を選ぶのは、女王のダニーでした。

ホルガの端にある黄色い建物の中には、多くの藁が置かれ、そこに次々と亡くなった生贄たちが並べられます。
そして、自分で志願した住民も、自分の足でそこに座ります。
最後に、真ん中に座らされたのは、熊の皮をかぶらされたクリスチャンでした。
熊は、強さの象徴としてホルガでは神のような存在で、冬眠することから【死と生のシンボル】として扱われています。
その皮を、クリスチャンが被って、生贄として捧らえると、住民は藁に火をつけ、出ていきました。

激しく黄色い家が燃え上がり、だんだんと形をなくし、倒れていく。
その姿を外でホルガの住民たちは眺め、中の生贄たちと同じように、苦しみます。
住民たちの1番前で、燃え上がる建物を眺めていたのは、花に囲まれたダニー。
最初こそ複雑な表情をするものの、ダニーは崩れていく建物を見て、笑いだします。
それは今までみたなかで、1番の笑顔。

ダニーは自分の感情を受け入れ、共鳴してくれる【心の拠り所】をホルガに見出したのでした。

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キャスト

主演は、『トレイン・ミッション』のイギリス人俳優フローレンス・ピュー。

恋人クリスチャンには、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナ―。

クリスチャンの友人・マーク役を『レヴェナント』のウィル・ポールターが演じ、レイナーとは本作で2度目の共演です。

フローレンス・ピュー/ダニー役

フローレンス・ピューは2014年の映画『The Falling』でデビューし新人女優として演技力も高く評価されました。「レディ・マクベス」の演技でイギリスインディペンでんと映画賞の主演女優賞など複数の賞を受賞しています。
2018年の映画『トレイン・ミッション』にも出演し「若草物語」実写版では四女のエイミー役を演じることが決まりました。

ジャック・レイナー/クリスチャン役

ジャック・レイナーは2012年、20歳のときにインディペンデント映画『What Richard Did』に主演し、この映画でアイルランドのアカデミー賞であるIresh Film & Television Academy Awardで最優秀男優賞を受賞しました。
また、この作品に出演したことでマイケル・ベイ監督の目にとまり、『トランスフォーマー/ロストエイジ』出演の機会をつかむことができました。

ウィル・ポールター/マーク役

ウィル・ポールターはイギリス出身の俳優で、人気シリーズ「ナルニア国物語第3章:アスラン王と魔法の島」でハリウッドに進出して脚光を浴び、米国で大ヒットしたコメディ映画「なんちゃって家族」でブレイクし、14年の英国アカデミーBAFTA賞でライジングスター賞にも選ばれました。

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ホラーだが怖くないとの声も

『ミッドサマー』は、ホラー映画のショッキングで驚かされるような描写は少なく、全然怖くないとみていると・・・不気味さや不快感がじわじわとこみ上げる構成になっています。

光に満ちた景色と真昼間の見晴らしの良い平原で気味の悪い儀式が延々と続けられるうちに、観ている人はだんだんと気分の悪さを感じてきます・・・じわじわと!

不可解なシンボルや意味不明の絵がたくさん出てくるので、不気味な仕掛けが予想されます。

本作は一見すると大して怖くない様に見せているがそれはみかけだけで、ストーリーが進行するにつれ脳みそに恐怖がねじ込まれる様な体験をさせられるようです。

アスター監督の、これまでにないトラウマ級恐怖感を体験しましょう!

まとめ

その祭りの住人は白い衣装に身を包み、髪に花を飾って満面の笑顔で祭りを祝う。

しかし・・・その祭りは次第に異常さを増していく!

そして、光に満ちた真昼の祭典が惨劇の祭りとなった!

映画「ミッドサマー」は、真昼を舞台にしたホラー映画です。

2020年2月公開予定。

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